動物病院ドメインに特化したM&Aコンサルティング事業を行う「XM&A and COMPANY」(テンマ アンド カンパニー)を設立いたしました。新たな事業譲渡手法を用いて動物病院のM&Aを再定義し、動物病院業界のあらゆる難題に挑みます。XM&A(てんま)とはXM&A(読み:てんま)は、江戸時代の物流システム「伝馬」から名付けられました。1頭の馬が長距離を移動するのではなく、関所ごとに馬を交代しながら、リレー方式で荷運びをしていた日本の独自文化を言います。獣医師はタフな仕事です。1人の院長が長い距離を走り続けることは困難です。次世代の動物病院へのバトンパスをお手伝いし、サステナブルな地域獣医療の実現を目指します。M&A事業参入の背景動物病院産業(小動物)は、昭和に大きな成長を遂げ、平成に成熟期(差別化期)を迎え、令和になって新たな変化の波が訪れています。それは少子高齢化・動物愛護法の改正を背景とした、飼育頭数の減少という難題です。農水省等の統計によると、直近10年で動物病院1院あたりの犬猫頭数は18.9%減少し、これまで以上に高いレベルで競争力が必要とされる時代になりました。2020年頃を境に、動物病院にもM&A・事業承継の潮流が目立つようになります。しかしながら、譲渡できるのはごく一部の大規模病院等が主流であり、譲受できる側も限られているのが現状です。結果として、多くの動物病院は「廃業」を選択することが一般的です。私たちは、それを「もったいない」と考えています。数十年かけて築いてきた動物病院を、地域獣医療のインフラを、積み重ねてきた飼い主様との信頼関係を、大きな財産であると捉えているからです。M&Aというワードへのネガティブなイメージがあることも事実ですが、それぞれの動物病院が築き上げてきた想いを継いでいくための唯一の手段です。「事業を売り買いする」ではなく「獣医療を紡ぐ」と再定義することで、地域獣医療の発展と動物病院業界の未来に貢献してまいります。XM&Aの提供サービスXM&Aでは、M&Aの意思決定レベルや病院規模に関わらず、どなたにもご活用いただけるサービスを提供しています。1. カルテ承継™︎株式や病院ごと承継するのではなく、カルテを資産とみなして近隣の動物病院に承継するXM&Aだけの新しいM&A手法です。どなたにも売却機会を創出できることが特長です。承継先は主に地域の動物病院です。分院を作ることなく譲受ができ、新たな顧客をもたらします。2. 事業承継・M&A開業志望の個人獣医師へ売却や、グループ病院への売却など、オーソドックスな事業承継です。病院ごと(あるいは株式)を売却することができるので、売却益を高められることが特長です。3.経営支援(Growth Program)動物病院の経営をサポートします。理想論や手法論のコンサルティングではなく、共に経営に向き合い、課題解決を通じて企業価値を向上させていく並走型プログラムです。XM&AについてXM&Aは獣医師をはじめとしたエキスパート集団です。「動物病院業界の難題に挑む」をミッションとし、獣医師ならではの発想とソリューションで難題に挑みます。子どもたちが「将来、獣医師になりたい」と夢を持ち続けられる業界づくりに貢献していきます。代表者プロフィール小川 篤志東京都出身 日本獣医生命科学大学 獣医学部卒業後、宮崎犬猫総合病院 院長、TRVA夜間救急動物医療センター副院長として臨床経験を積む。ビジネスサイドに転向後、東証一部上場企業の経営企画部長に就任。新規事業、経営管理、PR / IR、ブランディング、マーケティングを統括。日本初のペット産業特化型ベンチャーキャピタルCEO、海外動物病院法人CEO等を歴任。FASAVA(アジア小動物獣医師会学会)日本支部 理事、ITスタートアップの経営企画担当を経て、XM&Aを創業。主な功績、受賞歴COVID-19感染者のペットを預かる「#stayanicomプロジェクト」の企画・統括(環境大臣 表彰)熊本大震災 ペット災害支援(熊本県知事 表彰)、西日本大豪雨ペット災害支援日本初のチャットボットを活用した保険オペレーションシステムの構築Web Media「猫との暮らし大百科(web media)」を創設。編集長に就任し、月間100万PV超のメディアに成長上場企業 / スタートアップ合わせ総額50億円超の資金調達を主導<その他現任> 公益社団法人 東京都獣医師会 広報委員長、学校法人 ヤマザキ学園 講師facebook、Podcast